文友堂書林

本と人の空間を志向する文友堂書林は、束草を代表する書店のひとつ。1984年に開店した同店は、2003年に現在の位置に移転し、リニューアルを経て現在の姿になりました。当初は5坪ほどの小さな書店でしたが、今では広さが約250坪に上ります。広くて快適なスペースには、効率的に配置された本棚に本がびっしり並べられています。ここで取り扱っている書籍は種類が多彩です。文学、哲学、歴史、古典といった人文書籍はもちろん、健康、料理、趣味、芸術など様々な分野の本が並んでいます。児童書、学習書、参考書など教育図書もあります。書店に並ぶ数多くの独立出版物は、文友堂書林が守っていこうとする価値を思い起こさせます。書店の中は、あちこちに感性的な小物であふれています。本に挟まっている手書きで書かれた推薦の書や、紙に名言を書いて照明のかさとして使っているアイディアも斬新です。文友堂書林は、単に本を売っているだけではありません。書店の中に地域住民の集まりや文化活動を支援するスタジオスペースが設けられており、2階の窓側の席でも書き物のグループなど様々な活動が行われています。