2号線の間借り人

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ソウルの都市鉄道で唯一の環状線であり、酔っ払って居眠りをしても、同じ軌道をくるくる回る2号線。最も多くの人が利用するその地下鉄では、どんなことが起きているのか。
ネット小説『屋根部屋のネコ』を舞台化した制作陣が、今度はウェブトゥーンを舞台化した。2015～2016年にNAVERに連載されたチョン・ウンギョン、ヨウォン作家の同名ウェブトゥーン『2号線の間借り人』だ。当時レビュー9.3点を獲得して人気を博し、多くの地下鉄2号線の利用者が地下鉄の中で目を通したあの作品だ。
『2号線の間借り人』は、地下鉄サバイバルコメディというサブタイトルで、インターンの駅員イ・ホソンと、地下鉄2号線でこっそりホームレスとして暮らす人々の物語だ。恋人に振られたホソンは、酔っ払って2号線の終点にたどり着いてしまい、そこで『2号線の間借り人』に出会う。キザな都会の女性ソンネ、謎のおじいちゃんクイ、2号線の実権を握るおばちゃんのパンベ、何年も公務員の就活をしている慶尚道おじさんのヨクサム。正社員になるためにはこれらの『2号線の間借り人』を追い出さなければならないホソンと、行き場のない間借り人たちの戦いは、どこか今を生きる私たちの肖像画のようで、笑いと感動を誘う。