SHEAR MADNESS

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アガサ・クリスティの推理小説が好き、アニメ『名探偵コナン』やベネディクト・カンバーバッチ主演のドラマ『SHERLOCK（シャーロック）』の大ファン。そんな方なら、『SHEAR MADNESS』は必見！『SHEAR MADNESS』は1980年にボストンで初演されて以来、アメリカ史上最長公演でギネスブックに登録されている。韓国では2022年の初演以来、毎年公演予約サイトの上位に名を連ねる演劇だ。
『SHEAR MADNESS』の魅力は没入感にある。別名、イマーシブ演劇(Immersive Theatre)。観客がちょっとステージに上がるだけの参加型ではない、役者と一緒に芝居を引っ張っていく臨場感あふれる没入型演劇（イマーシブシアター）なのだ。
ある日、美容院のSHEAR MADNESSの上階で殺人事件が起こる。客として潜入していた刑事は、美容院にいた4人の中に犯人がいると疑う。彼は一人で犯人捜しをするわけではない。名探偵シャーロック・ホームズの相棒ワトソンのように、観客は刑事のパートナーとして劇中の人物を取り調べる。犯人も観客から最も多くの票を集めた人が選定（？）される。もちろん漫才やスラックスティックなど、ジャンルはコメディだということをきちんと押さえている。そして結末は、観客の選択によって毎回変わる。犯人によって感動の色も変わるので、また劇場まで足を運ばずにはいられない。