たかが毛、されど毛！

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体の一部である毛。誰にでもある毛だが、体が急激に変化する思春期の子どもにとっては悩みの種といえる。しかもそれが女の子ならなおさらだ。黄金の脚と称されるパク・ハリは、サッカー選手だ。今回の大会でも見事な活躍でチームを勝利に導いた。だが、喜びも束の間。どこからか聞こえてきた一言でハリは怒りに体が震える。
「おい、パク・ハリの脚を見ろ！毛がまるで男だよ、男！」
インターネットで脱毛の方法を調べたり、パパのカミソリで剃ってみたりするが、果たしてハリは毛の悩みから解放されるのだろうか？『たかが毛、されど毛！』は毛を題材にしているが、実は「女はこうであるべきだ」、「男はこうであるべきだ」という社会的偏見について問い直す。主人公のハリは、その悩みを健全でしかも爽快に解決していく。そしてその過程は、ミュージカルをはじめ、クロマキー動画や人形劇などで表現され、様々な見どころと楽しさを提供する。大山大学文学賞を受賞したイ・ジナ作家の同名の童話を原作とする。