序章

朝鮮時代、首都・漢陽(現在のソウル)から忠清道(チュンチョンド)・全羅道(チョルラド)・慶尚道(キョンサンド)の三地方に向かう古の街道・三南大路(サムナムデロ)の分かれ道にあたる天安(チョナン)サムゴリ(三叉路)。三南大路は漢陽から南へ進み、ここ天安の地で二手に分かれます。一つは並川(ピョンチョン)を経て、清州(チョンジュ)、聞慶(ムンギョン)セジェの山越え、尚州(サンジュ)、永同(ヨンドン)、金泉(キムチョン)、大邱(テグ)、慶州(キョンジュ)、東莱(トンネ=現在の釜山)へと続く道で、もう一つは公州(コンジュ)を経て、論山(ノンサン)、全州(チョンジュ)、光州(クァンジュ)、順天(スンチョン)、麗水(ヨス)、木浦(モッポ)へと通じる道です。

贅を尽くした行列が通ったり、しがないソンビ(学者)が長旅で痛めた脚を休ませる場所でもあった天安サムゴリは、様々な言い伝えや民謡が残されている場所でもあります。中でも民謡の天安サムゴリ興打令(フンタリョン)は陽気な民謡の代名詞で、多くの人々が興に乗じて楽しめる民謡です。
この由緒ある天安サムゴリを観光地化するため、街路樹には枝垂れ柳を植え、池の畔には朝鮮時代に天安に置かれた行宮(離宮)・華祝館(ファチュッカン)の門楼・永南楼(ヨンナムル)を移築して造られたのが天安サムゴリ公園です。この公園では毎年、興打令祭りなど数多くのさまざまな文化行事が行わています。
電話番号
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🗺 場所

忠清南道 天安市 東南区 忠節路 410

🔎 情報

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あり